もともとここでは、夫の野村巧がキュウリとスイカをつくっていました。その後、ナスのロックウール栽培に転換しましたが、「日照時間が長い高知では、トマトの方がこの栽培方法に適している」と、1997年からトマトづくりを始めました。2002年には室戸海洋深層水のニガリを使ったミネラルトマトの栽培を始め、離農された方々から施設を借りては作付けを増やしてきました。
しかし、7年前に夫が亡くなり、私が後を継ぐことに!専業主婦志向の私が社長になるなんて、夢にも思いませんでしたが、夫の右腕だった野村貴隆さんと小松寛幸さんに支えられ、税理士さん、社労士さんにもご支援いただいて、チーム経営で再出発。2015年に法人化し、現在は栽培面積3.4haのトマト農家に成長することができました。